「ローンチ」vs「ラウンチ」

launchという単語は、ITの文書ではプログラムなどを目的語とする動詞として使われることがよくあります。その場合は「起動」などと訳しますが、企業が新しい商品やサービスを売り出すときにも使われることがあります。「発売」だったり「開始」だったり、しかるべき日本語に訳しますが、カタカナ表記のほうがふさわしいケースもあります。たとえば、launch customerのようなパターンで、この場合は「ローンチカスタマー」などとなりますが、たまに、このlaunchが「ラウンチ」と表記されていることがあります。なぜ同じ単語に2通りのカタカナ表記があるのか? Google多数決はしませんが、Webで「ラウンチ」の使用例を検索すると、マイクロソフトのサイトがいくつか見つかるんですよね。http://www.microsoft.com/businessproductivity/ja/jp/proof/2010-launch-events.aspx?fbid=8FARHfvnsPgとか。マイクロソフトというアメリカの企業の日本法人が「ラウンチ」という表記を使っているというので、それに従う「ラウンチ」派もいるかもしれません。スーパー大辞林デジタル大辞泉といった国語辞典でも「ラウンチ」が見出し語にもなっているぐらいなので(「ローンチ」を参照せよとなっていますが)、カタカナ語として、ある程度定着しているんですね。
でも、自分が「ローンチ」と「ラウンチ」のどちらを選ぶかといったら「ローンチ」ですね。だって元の英語の発音では「ローンチ」か「ラーンチ」でしょ? 二重母音じゃないから「ウ」は入らないんですよ。mailを「メイル」ではなく「メール」と表記するのは慣習として確立してますが、元々ない母音を入れるケースはあまり聞いたことがありません。launchをそのままローマ字読みした「ラウンチ」という表記を使ったばかりに、英語に弱い人と思われたくもありませんし。
追記:自動的に付加されるキーワードリンクをそのままにしていたら、「ラウンチ」の「ウンチ」がキーワードとして認識されていました。誰がこんなキーワードを登録したんだ?