スタイルガイド

翻訳業界に転職したのは在宅で仕事できるからでしたが、いきなりフリーランスでやっていけるはずもないので、翻訳会社に社内翻訳者として就職しました。ラッキーなことに、未経験の私を雇ってくれる会社があったのです。

その会社では、マイクロソフトのスタイルガイドをお手本にしていました。ここに「全角文字と半角文字の間に半角スペースを入れる」という決まりが書かれていたんですね。今でもMSスタイルガイドがデファクト・スタンダードなんでしょうか? もちろん、クライアントからスタイルガイドが支給されていればそちらに従うのですが、これがまたクライアントごとに規則がいろいろで、新しい案件に取りかかる前にスタイルガイドを読む時間というのがバカにならないのです。翻訳会社では、同じクライアントの仕事はだいたい同じ人が担当するようになっていたので、ある程度は体で覚えていたのですが。

カタカナ複合語の区切りも、スペースを空ける(MSスタイル)、中黒(・)を使う、基本的には区切らないが必要ならば中黒で区切るなど、いろいろです。あと面倒なのが音引き(「ユーザ」か「ユーザー」か)ですね。見た目はともかく、データとして検索するとき、こういった表記のばらつきは問題になると思います。こんないろんな表記が許される言語って他にもあるんでしょうか?