カタカナ語の末尾の長音記号を付けるかどうかは、国語として決まっているわけではなく、結局は好みの問題ということになっているみたいですが、私は「ユーザ」や「サーバ」という表記は専門用語を使って悦に入っている感じがしてあまり好きではありません。話し言葉では「ユーザー」「サーバー」なのに書き言葉ではそれと違うというのも何だか気持ち悪いです。かのIBMではcomputerも「コンピューター」ですから、IBMにならって全部残してもいいんじゃないかと思いつつ、仮にスタイルの指定のない仕事でも「コンピューター」にする勇気はさすがにまだありません。けれども、「ー」を付けることが定着しているものまで取ることはないと思います。翻訳会社の求人広告で「翻訳チェッカ募集」という表記を見たことがありますが、多分その会社に履歴書を送ることはないでしょう。
語尾の「ー」が嫌いな人は、たとえば野球を見ていても
- ピッチャ
- キャッチャ
- バッタ
- ランナ
- センタフィルダ
- フィルダスチョイス
- ピンチヒッタ
- メジャーリーガ
- スラッガ
- セットアッパ
- クローザ
- ライナ性の当たり
としたくなるのでしょうか。「ライナ」は西武ライオンズのマスコットと区別がつかなくなってしまいますね。