翻訳者には変人が多い?

しばらく前に、翻訳会社に出向いて作業する、いわゆるオンサイトの仕事をやりました。オンサイトの仕事は、長期ならば収入が確保できるというメリットもあるのですが、いろいろな制約を感じるので最近はよほどのことがないとやりません。
一応机と椅子とPC1台は用意されているのですが、家ではメインマシンの他にサブマシンで原文PDFを表示したり参考資料の検索をしたりするので、1台だと不便でしょうがない。PCもWindowsをインストールしたてのまっさらな状態なので、エクスプローラのいろいろな設定をしなければならないし、Officeのイルカも消さなければならないし(未だにOffice 2000だったりします)、IMEの辞書も空なのでいつものようにはいきません。そもそもIME使わないし(いつもはATOK)。PCもたいていはちょっと古い型で、取りあえずTradosが動くけれどものすごく快適というわけではありません。マウスの動きがぎくしゃくするので、中を見てみるとローラーにほこりが巻き付いているのもいつものことです。椅子もちょっとがたついていて、自宅ならばリープチェアで腰痛知らずなのに、オンサイトではかなり疲れます。
それよりも気になるのは、周りにいる人たちです。私の他にもフリーランスの翻訳者が何人かいて、同じようにチェックの仕事をしているわけですが、その人たちが立てる物音が気になって仕方ありませんでした。キーボードを打つ音がやたら大きい人。Enterキーをまるで親の敵みたいに叩いています。打ち始める前に両手の爪の先を立ててキーボードの上を左右にざーっと動かす人。息を吸うときにシーッと音を立てる人。貧乏揺すりする人。携帯電話の着メロを鳴らす奴。独り言を言ったり舌打ちをしたり……自分の家じゃないんだから。他の翻訳会社ではもっと静かだったので、なるべく音を立てないようにするのは当たり前だと思っていましたが、そうでない人もいるんですね。ほんの2週間でしたが、始終音が聞こえる環境で仕事しなければならず、頭がおかしくなりそうでした。隣の席の人は、いつも席を立つときに椅子をしまわないで通路に放置するので邪魔だったらありゃしない。在宅生活が長いせいか、こういうささいなことも我慢できなくなってしまっています。