文脈を考慮せずに翻訳することは可能ですか?

ソフトウェアのUI翻訳のレビューをしているのですが、翻訳した人はおそらく、翻訳対象ストリングの一覧のファイルだけを見て適当に訳を当てはめているようです。「Select a member」などという、ダイアログボックスのタイトルに使われるストリング*1が「メンバーを選択します。」と「。」まで付けて訳されているのを見ると、殺意が湧きそうになります。
一応ソフトウェアのベータ版も支給されているんですけれどね。実機確認できる環境も確認済みとのことですが、全然確認していない模様です。スケジュールの関係で実機確認できないのかもしれませんが、そのままソフトウェアに組み込んで問題ないと思っているのでしょうか? 文脈を無視して訳した訳文など、何の役にも立ちません。後の工程で誰かが直してくれることを期待しているとしたら、翻訳者は何のためにいるのかわからなくなってしまいます。
以前知人から聞いた話ですが、あるソフトウェアの「〜しますか?」というメッセージボックスの選択肢が「はい」と「番号」になっていたことがあるそうです。Yes/Noの「No」が「番号」と訳されていたからですが、別の場所ではNo=「番号」と訳さなければならなくて、想像ですが、翻訳メモリに登録された「番号」という訳がそのまま流用されてしまったのでしょう。

*1:実際のストリングをここに転記することはできないので、変更しています。