「〜場合、」は誤りか?

何年か前に、nifty-serveのフォーラムの会議室で、「“〜場合、”というように“は”を省く書き方は誤りである」という趣旨の書き込みを見かけて以来、「〜場合、」が気になってしまい、「〜場合は、」などと直してしまいます。ただ、誤りであるとする理由を思い出せない。他のキーワードを覚えていないのでログの検索のしようがないのです。確か日本語のフォーラムだったと思うのですが。
「誤り」という人がいる割には、「〜場合、」という表記はしょっちゅう見かけます。昨日の日経新聞朝刊13面のコラムでも

同制度では、取締役の過失で会社に損害が発生した場合、六ヶ月以上株式を保有している株主が会社に対し取締役を相手に損害賠償の訴えを起こすよう請求。
こうした制度の根幹は変わらないが、会社が取締役を提訴しない場合、その理由を株主に書面等で通知しなければならなくなった。

のように「場合、」が何度も使われています。
少し前に、『ミニマル・トランスレーション―コンピューター・マニュアルの英文和訳』(小澤 勉著)を眺めていたら、

きめの細かい落ち着いた日本語の表現を妨げているのが、助詞などを省略した舌足らずの文章である。特に気になるのは、ifやwhenなどの訳文に多い「場合」、「際」、「とき」などに全く助詞をつけない習慣である。

という記述がありました。なるほど。ただ、私が「場合、」という表現に引っかかりを感じるのには舌足らず以外の理由もあるような気がしますが、ではどういう理由かと言われるとまだよくわかりません。