今やっている翻訳の仕事で支給された翻訳メモリの訳文は、どうも私の好みと一致しないというか、ちょっとそのままでは使いたくないものがちらほら見つかります。特徴的なのは、
- このディレクトリに既にファイルが存在する場合は、それを削除してから実行してください。
- 一覧から複数のファイルを選択して、それらを一度にエクスポートできます。
- ファイルは、それを作成したユーザーだけが削除できます。
のように、「それ」や「それら」がかなり使われていることです。日本語の文章では代名詞を多用しないほうがよいとどこかで教わったような気がするので、自分ではまずこのような使い方をしません。最初と2番目の文章は、「それ」や「それらの」がなくても成立するし、3つめの文章は、「ファイル」を話題として持ってくるよりも、「ファイルを削除できるのは、そのファイルを作成したユーザーだけです」などと修正したくなります。