固定要素とは

Translator’s Workbench で、数字やハイパーリングなどの非テキスト項目として識別されている分節の部分です。固定要素は翻訳する必要はありませんが、訳文分節の中で適切な場所に配置する必要があります。
『GETTING STARTED WITH TRADOS 6.5 FREELANCE』(日本語版)より

「ハイパーリング」って何?というのはおいといて、「翻訳する必要がない」ので固定要素はワードカウントに含まれないんですよね。でも「訳文分節の中で適切な場所に配置する」作業は必要です。
まあ、ローカライズの仕事ならばタグ付き文書も当たり前なので、固定要素を配置する作業も込みでワード単価を設定していることになるのですが。少し前までは、固定要素の数も大したことなかったのですが、最近はひどいです。FrameMaker文書のアップデートの仕事で、MIFをrtfに変換してTradosで翻訳作業するというスタイルだったのですが、分節を開くと黒い部分より赤い部分のほうが多い。ファジーマッチなのでどこかが違っているのですが、先頭からタグを一つずつ見比べなくてはならない。書式変更のタグとか索引マーカーとかはいいとして、SGML要素のタグとやらがごてごて付いているんですよ。PDFを見てもその部分と他の部分とどう違うのかわかりませんが、取りあえず原文にあるタグは一応訳文にも反映しなければならない。でも、ワードカウントには含まれないと。
黒い部分の報酬だって、ファジーマッチならマッチ率に応じてディスカウントされるので、固定要素がごてごて付いていると手間のわりに報酬が少なくてがっくりします。翻訳会社によってはワード数ベースではなく作業時間ベースで支払ってくれるので、その場合は問題ないのですが、いずれにしても、アップデートのたびに固定要素のコピー&ペーストに明け暮れるのって、何か変ですね。