マイナー・リソース名には、以下の規則が適用されます。
- 名前には次の文字を含めることはできません。すなわち、コンマ、単一引用符、二重引用符、左または右の括弧、等号あるいはブランクです。
- 名前は、ピリオドで開始または終了できません。
出典:http://publib.boulder.ibm.com/tividd/td/ITSAutofzOS/SC33-8262-01/ja_JA/PDF/ingc0mst.pdf
The following rules apply to the minor resource names:
- The name cannot contain any of the following characters: comma, single quotation mark, double quotation mark, left or right parenthesis, equal sign or a blank.
- The name cannot start or end with a period.
出典:http://publib.boulder.ibm.com/tividd/td/ITSAutofzOS/SC33-8262-01/en_US/PDF/ingda401.pdf
この、「名前は、ピリオドで開始または終了できません。」は日本語として非常に不自然に思えるのですが、読者に言いたいことが伝わるのでしょうか? 意味は、「名前がピリオドで始まっていたり、ピリオドで終わっていたりしてはならない」ということですよね。
なぜこれが不自然に思えるかというと、「名前はピリオドで開始できない」と直訳されていることもありますが、否定のポイントがわからないからです。「開始または終了」ができないとはどういうことか?と悩んでしまいます。私なら、
- 名前の先頭または末尾にピリオドを使用することはできません。
- 名前の先頭と末尾にはピリオドを使用できません。
- 名前がピリオドで開始または終了していてはなりません。
などと修正します。
この「〜または〜できません」というパターンの日本語訳はIT翻訳の現場ではかなり頻繁に目にしますが、すんなり読めずにいつも引っかかってしまいます。
このポリシー設定の値を [有効] に設定すると、ユーザーは [アドオンの管理] を使用してアドオンを有効または無効にできません。
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/prodtech/windowsxp/secwinxp/xpsgch04.mspx
同様に、SQLCLR コード内で外側のトランザクションをコミットまたはロールバックできません。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/sqlserver/sql2005/mandataaccess.aspx
取得プロセスでルールベースの変換を使用して、Streamsでサポートされていないデータ型の列を変更または削除できません。
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle10g/101/doc_v12/server.101/B12438-01.pdf
先ほどのstartやendとは違って他動詞なので、「コミットまたはロールバックすることはできません」と修正するだけでかなり読みやすくなると思うのですが。