用語集の訳が使えるとは限らない

「用語集に従っている」ことは翻訳品質を評価するときのポイントの一つですが、その用語集がいい加減だったら品質も何もありませんね。先日レビューした訳文は日本語がかなりぎくしゃくしていて、なんでそんな訳を採用するのだろうと思っていたら、その訳は支給された用語集に定義されていたのでした。用語集の訳が使えなかったら別の適切な訳を提示するのも翻訳者の仕事だと思うのですが、そこまでする人はあまりいないようです。長期間のプロジェクトならともかく、3日ぐらいで終わる量の翻訳でそこまでやってられないというのもあるかもしれませんが、言われたとおりやっているのだからいいだろうという受け身な仕事振りを目にすると正直うんざりします。