読点(、)の打ち方

昨日取り上げた「Windows Vista に「最小特権の原則」を適用する」(英語版:「Applying the Principle of Least Privilege to Windows Vista」)というページの記事の冒頭の部分です。

「すべてのプログラムおよびコンピュータ ユーザーは、タスクを完了するために、必要な最小限の特権を用いて運用すべきである」。

“Every program and every user of the system should operate using the least set of privileges necessary to complete the job.”

「タスクを完了するために、」の「、」は不要ではないでしょうか。「タスクを完了するために」が修飾しているのは「運用すべきである」ではなく「必要な最小限の特権」なので、「、」を入れて区切ってしまうのはまずいです。
読点の打ち方についてのガイドラインとしては、旧文部省作成の「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」([http://www.bunka.go.jp/kokugo/pdf/kugiri.pdf)がありますが、『日本語の作文技術 (朝日文庫)』や『よくわかる文章表現の技術〈1〉表現・表記編』などの書籍でも読点が必要な例と不要な例を挙げて打ち方が説明されているので、このような参考書を一度読んでおいたほうがよいと思います。どちらも、翻訳者向けのWebサイトやメーリングリストで紹介されていました。