- 作者: 朝日新聞社
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2005/05/12
- メディア: 単行本
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その中の
射程距離に入る
→射程内に入る
▽「程」は「距離」の意。
というを記述を見て思い出したのですが、あるエンターテインメント系の仕事を請けたとき、最初に渡された旧版の訳の中で「射程距離」が何度も使われていました。私の担当分では、「射程」だけでいいはずですというコメントを付けて「距離」を削除したのですが、わかってもらえたかどうか。ここに書かれていることをそのとき知っていれば…。クライアント(&実際の読者)に対して、自分が選んだ訳が正しいものであるという根拠を示すとき、ただで参照できるWebよりはこういった有料の出版物のほうが信頼度が高いと私自身は考えます。Webで検索すると、「射程距離は誤りである」と述べているサイトがいくつも見つかりますが、名の通った企業のサイトならともかく、匿名の個人のWebサイトに書かれていることなど、どこまで信用できるかは利用者が判断するしかありません。
しかし、出版物だと、買うか図書館に行くかしないと見ることができないので、「『**』にこう書いてありました」とコメントしても、「『**』持ってないから」で終わってしまうかもしれないですね。その仕事のクライアントからのコメントなどを見ていると、レビュー担当者はWikipediaを頼りにしているようでした。ということは、私の意見のほうに持っていきたいときはWikipediaにそのような投稿をすればいいのか(しませんけど)。