「保護機能にダメージを与えないで、クライアント セキュリティを簡素化する」

12月3日の日記で取り上げたコラムの11月分のタイトルですが、今月分もすごいですね。クライアントのセキュリティをシンプルにした結果、保護機能がダメージを受けたら大変です。英語版のタイトルは「Simplifying Client Security Without Sacrificing Protection」です。まあ、タイトルというのは読み手を引きつけるように付けるものなので、このタイトルを選んだ編集者の判断が間違っていると言うつもりはありません。
冒頭の文章

今日、IT の専門家が共通に直面している挑戦は、「管理が悪夢とならないように、増加し続けているネットワークに起因する脅威のリスクを緩和する方法」です。
It’s a common challenge faced by IT professionals today: how to mitigate the risk of a growing number of network-born threats without creating a management nightmare.

を読んで思い出したのが、さらば学校英語 実践翻訳の技術 (ちくま学芸文庫)の「challengeに挑戦」の

challengeといえば「挑戦」もハンコ訳の一つです。

という記述です。その後には、研究社の『英和大辞典』でも、以前の版では「挑戦」が第1の語義であったのに対し、新しい版では「能力・力量を試される難題[仕事]、問題」が先頭にきていると書かれています。
別宮先生は文芸の方だからIT翻訳には関係ない、と言われるかもしれませんが、英語の単語を日本語の単語に置き換えただけでは翻訳にならないのは文芸もITも同じなので、このような参考書も読んでおくとよいと思います。