コロンの位置で文章を切らずに自然に訳すには

「This screen consists of three panes: Header, Body, Footer.」という文章を、コロンの位置でセグメントを分割したうえで、1文として訳す方法もあることはあります。


This screen consists of three panes:
この画面には、


Header, Body, Footer.
Header、Body、Footerの3つのペインがあります。

のようにすれば、文章の不自然さはなくなりますが、個々の翻訳単位を見ると原文と訳文が一致していないことになります。万が一、次のバージョンアップで原文が

This screen consists of three sections: Header, Body, Footer.

と変更されたとすると、後半の「Header, Body, Footer.」の部分は100%マッチで既訳がヒットするにもかかわらず「Header、Body、Footerの3つのセクションがあります。」と変更しなければならなくなります。
この方法も入れると、コロンの位置でセグメントが分割されてしまう場合の対処のしかたとしては、昨日の日記に書いた

  • セグメントを拡張して1文=1セグメントにする
  • 多少文章が不自然になってもコロンの位置で文章をいったん切る

と合わせて3通りあるのですが、翻訳会社側から指示がない場合にどうするかは翻訳者によってまちまちのようです。下手すると、同じ文章を2人の翻訳者がそれぞれ訳した結果、


This screen consists of three panes:
この画面には、


Header, Body, Footer.
Header、Body、Footerの3つのペインがあります。


This screen consists of three panes: Header, Body, Footer.
この画面は、Header、Body、Footerの3つのペインで構成されています。

のように2通りの訳がTMに存在することになってしまいます(現に、私の手元にあるTMでもこのパターンが見つかります)。
これでは、翻訳会社のWebサイトによく書かれている「Tradosを使っているので訳文が統一されます」という状態にはほど遠いので、セグメント拡張のポリシーは事前に提示していただきたいものです。