チェッカー/エディター/レビュアーの報酬

他の人が訳したものをチェック/エディット/レビューするとき、私自身はいつも実際にかかった時間×時間単価で報酬をいただいていますが、世の中にはワード数×ワード単価という報酬体系のところもあるようですね。この場合の単価は、だいたい翻訳の1/3でしょうか。チェック/エディット/レビューの仕事がスムーズに進むかどうかは他人の仕事ぶりに左右されるのですが、1ワード**円でチェックしてくださいと言われて、訳がひどくて翻訳し直しだったら、どうすればよいでしょうか。
訳のひどさは翻訳者のせいにするというのも有りですが、普通のローカライズの仕事では翻訳者に差し戻してやり直してもらう時間はないので、チェック/エディット/レビューの段階でなんとかしなければなりません。変な訳をそのままにしておいたらチェッカー/エディター/レビュアーの責任にされてしまいますからね。
マネージメント側にしてみれば、ワード数×ワード単価の方が予算が立てやすいでしょう。レビューの実作業時間が見積もりよりも大幅に増えたら大変ですし。以前翻訳を引き受けたあるプロジェクトでは、「訳がひどくて後工程で大量の修正作業が発生したら、修正にかかった費用を翻訳料から引かせてもらいます」という趣旨のことを事前に言われました。私はさいわい該当しなかったようですが、実際にそういうこともあるのでしょうか。
翻訳会社でチェック済み(のはず)の訳文をレビューしていて、誤訳や変な日本語がそのままになっているのが非常に不思議なのですが、報酬がワード単価×ワード数だったのでできる範囲でしかチェックしなかったのかな、とふと思いました。

【以下2007/3/6追記】
とあるWebサイトで「チェッカー」の求人広告をいくつか見ましたが、アルバイト待遇で時給1,000円台という条件のところが複数ありました。文法ミスや誤訳を見つけるには翻訳者と同等のスキルが必要なはずですが、世間での扱いはその程度なんですね。