「一語一義」

「一語一義」という言葉があるのを最近知りました。文字通り一つの言葉に一つの意味だけを持たせることですが、そんなことが可能ならば辞書などいりませんよね。
私がこのブログに書き散らしている「疑問」のほとんどは、一語一義というか「一語一訳で原文に忠実に訳せばIT翻訳はOK」という風潮からきているような気がします。そりゃ、用語集でprivate keyの訳が「秘密鍵」と定義されているのに「プライベートキー」と訳したらまずいですが、そうではない一般的な動詞や名詞まで文脈おかまいなしに訳を「統一」しようなんて無理もいいところです。いったい、誰がそんなことをしろと言ったのでしょうか? differentは「異なる」、limitは「制限する」、containは「含む」と反射的に訳して、これで翻訳者としての義理は果たしましたよといわんばかりの訳文が後から後から現われる。うんざりです。