翻訳会社に発注したにもかかわらず使えない訳文

今レビューしている訳文は、翻訳会社から納品されてきたものです。その会社にはチェック込みで発注したとのことですが、使えない。原文を適当に読んで英語の単語を適当に日本語の単語に置き換えてるだけだから、ほとんど翻訳し直しです。こんなのばっかり。
翻訳会社に発注したにもかかわらず、納品された訳文が使えないのは、翻訳会社の翻訳/レビューのスキルというよりも、そのプロジェクトで翻訳者に何が求められているかを翻訳会社がよく理解していないことが一番の原因だと思います。「翻訳の仕事は受け取った原稿がすべて」という人もいるようですが、ローカライズに関してはそれは当てはまりません。「Select "Save as..." from the "File" menu」という文章を見てそのまま「"ファイル"メニューから"〜として保存"を選択する」と訳しちゃだめだって。"Save as"というUIは他の人が訳しているはずだから、支給されたUI辞書で訳を調べて、見つからなかったら報告しなければなりません。こんな当たり前のことがわからない人がいるんですよ。信じられない。
そうは言っても、二次ベンダー側にも事情があるのはわかります。まず、分量が少ない。個人ならともかく、翻訳会社から見て1万ワード弱の案件など、はっきりいってやっつけ仕事でしょう。分からないことだらけだから、コメントなんて書いていたらきりがありません。スケジュールはタイトで、翻訳指示書には手取り足取り書かれているわけではない。あくまでも私の想像なので実際はどうだかわかりませんが、私から見てその二次ベンダーはいい加減な翻訳会社ということでしばらく記憶に残ってしまうでしょう。
私が仕事を請けている翻訳会社(一次ベンダー)からの仕事はこうなることがちょくちょくあって、グチグチ言うくらいならレビューの仕事など請けなければいいんですが、案件そのものは面白いものが多いんですよね。