最近は多言語プロジェクトのグロッサリーを海外のどこかで一括管理していることが多いらしいのですが、グロッサリーの日本語テキスト部分の表示がなんとなく変なことがあります。MSゴシックなどの日本語フォントではなく、Arial Unicode MSだのSimSunだのが使われているせいですが、読みにくいので非常に困ります。
これはMS Wordで作ったサンプルですが、上はSimSunフォント10.5ポイント、下はSimSunフォント20ポイントです。文字の大きさのバランスが悪いし、拗音の位置もベースラインに揃っていません。「角」に至っては書体が間違ってるし。ExcelやWordならばフォントを日本語フォントに一括変更してしまうので問題ありませんが、chm形式のスタイルガイドだとどうしようもありません。中国語フォントはともかく、Arial Unicode MSにはもう少しまともな書体を取り込むことはできなかったのでしょうか。テキストの内容がいくらまともでも、このフォントが使われていると一気に怪しい雰囲気になってしまいます。香港あたりの日本人がよく行く観光地にある「足のマッサーヅ」の看板みたいな。
というか、「日本語フォントも持っていない人に日本語の書き方を指示される」のもよく考えたら変ですね。MLVの日本語QA担当者が日本語ネイティブではないということも最近はあるようですが。