「組織では、」

個人向けではなく企業向けのソフトウェアに関連する文書で、organizationsが主語として使われていることがありますが、このorganizationsが「組織では、」と訳されているケースをたびたび見かけます。

組織では、企業のビジネス プロセスへの準拠を徹底したり、情報の管理に関する法律上または行政上の規制を遵守したりするために、Microsoft Office SharePoint Server 2007 サイトで情報管理ポリシーを定義して使用できます。情報管理ポリシーが適用された Microsoft Office Word 2007 文書、Microsoft Office Excel 2007 ワークシート、または Microsoft Office PowerPoint 2007 プレゼンテーションを開くと、ポリシーが適用されていることがメッセージバーに表示され、ポリシー ステートメントを確認できます。

出典:http://office.microsoft.com/ja-jp/powerpoint/HA102038181041.aspx

Organizations can define and use information management policies on Microsoft Office SharePoint Server 2007 sites to enforce compliance with corporate business processes or legal or governmental regulations for the management of information. When you open a Microsoft Office Word 2007 document, Microsoft Office Excel 2007 worksheet, or Microsoft Office PowerPoint 2007 presentation that is subject to an information management policy, the Message Bar shows that a policy exists and allows you to view the policy statement.

出典:http://office.microsoft.com/en-us/powerpoint/HA102038181033.aspx

初めから日本語で文章を書くときは、何の修飾語も付いていない「組織」に「では」を付けて文章の先頭に置くということはあまりないと思います。あるとすれば「組織では、協調性が求められる」のように「組織」ではないものと対比させたいときぐらいでしょう。ここで取り上げた文章は、特にorganizationsと何かの違いを言おうとしているのではないと思います。それよりも、「Microsoft Office SharePoint Server 2007サイトで定義した情報管理ポリシーを使用すれば、情報管理に関する会社のビジネスプロセスや法的規制への準拠の徹底が可能になる」ということでしょう。Organizationsの訳を残そうとすると、かえって訳しにくくなるような気がします。