英語の主語をそのまま日本語でも主語にすべき?

コラムやニュースの翻訳の参考になるかなと思ってCNET/ZDnetの記事をときどき読んでいるのですが、つい、マニュアル翻訳と同じような訳し方の傾向に目が止まってしまいます。そういうわけで、さっそくですがhttp://japan.zdnet.com/news/software/story/0,2000056195,20390170,00.htmからの引用です。

Microsoftは、他の新たな発表製品として、ウェブデザイナーが、クラウドサービスを利用することで、たとえ他のプラットフォーム上のブラウザであったとしても、さまざまなブラウザ上で、どのように作成ページが閲覧されることになるかのチェックが行える、「SuperPreview」機能を搭載した「Expression」ウェブツールの新バージョンをリリースしている。

長いですね。「Microsoftは、他の新たな発表製品として、」の後に「ウェブデザイナーが、」と来ているので、文がどこに向かっているのかが見えなくなります。英語(http://news.cnet.com/8301-13860_3-10199108-56.html)では

As for the other products, Microsoft announced a new version of its Expression Web tool that includes a "SuperPreview" feature that allows Web designers to see what their page looks like on a variety of browsers--even browsers that are on other platforms, by tapping into a cloud service.

です。まず、英語で一文だからといって日本語も一文にする必要はないでしょう。あと、英語で「だれがどうした」と書かれているからといって、日本語でも同じように訳すべきでしょうか。この例でいえば、「このほかの製品に関する発表としては、Expression Webツールの新しいバージョンがある。このツールに組み込まれたSuperPreview機能は、Webページの設計時にさまざまなブラウザでの表示を確認するためのもので、ほかのプラットフォーム上のブラウザでの表示も確認可能だ。この機能には、クラウドサービスが利用されている」といった感じで訳すこともできると思います。「どのように作成ページが閲覧されることになるか」あたりも、英文に書かれていることをきっちり訳そうとした結果だと思いますが、もっとさらっと流してもよいのではと思います。