未だにGoogle多数決

私の専門はIT(information technology)全般ということにしていますが、実際に来る仕事の内容は千差万別です。なかにはやや専門性の高い案件もありますが、先日そのような案件のときに翻訳会社から受け取った指示書に「訳語の選択に迷ったらWebで検索して多い方を云々」と書かれていました。翻訳について指導する立場の人でも、未だにそういう考え方をしているんですね。Googleの検索結果の件数なんて、Googleのキャッシュの中でGoogleの数え方で数えた結果にすぎないので、多いから正しいというものではありませんよね?
たとえば、私が先日ネタにした"あなたがサインアウトしてきました。"をGoogleで検索すると、結果は約328件と表示されます。"あなたがサインアウトしました。"を検索すると、一致する結果はないといわれます。この数字を見て、どちらの表現が適切かを判断する人はいないでしょう。その328件のほとんどは、「あなたがサインアウトしてきました。」いう変な日本語についてあれこれ発言しているページであり、自らこの表現を選んで使っている人はいないと思います。ちなみに、328件のうちかなりの部分が私のブログです。過去の日記であっても、サイドバーに最近の記事タイトルとして「あなたがサインアウトしてきました。」が表示されているので、Googleクローラーが拾ったのでしょうか。