「モバイルスタイル」をいつまで続けるのか

http://www.microsoft.com/Language/ja-jp/StyleGuides.aspxでダウンロードできる日本語スタイルガイド(Windows Phone用)に

Do not use spaces between double-byte and single-byte characters.

Do not use spaces between katakana words.

という規定があります。これは一体、何のためでしょうか。
私自身の経験では、マイクロソフトではないクライアントからの「モバイル」案件で、これと同じような指示を受けたことがあります。通常のWebページでは

この Web ページは、携帯電話 (スマートフォンを含む) でも表示されます。

と表記しますが、モバイル用の場合は

このWebページは、携帯電話(スマートフォンを含む)でも表示されます。

と表記しろということです。なんでも、モバイルデバイスは表示領域の大きさの制限があるので、不要なスペースは入れるなということです。いつもスペースを入れているのは見やすさのためらしいのですが、モバイル向けでは見やすさはどうでもいいのでしょうか。

「表示領域の大きさの制限」が問題になるのは、スマートフォン以前の携帯電話まででしょう。今時のスマートフォンでは、文字間のスペースを削除したところで表示できる情報量は大して変わらないはずです。モバイルデバイスのサイズも最近ではいろいろあり、タブレットも「モバイル」に該当するとなると、同じぐらいの画面サイズのウルトラブックがPCに分類されるのはナンセンスな感じもします。
それ以前に、モバイルでの表示用の調整をテキストデータ作成の時点で人力でやるという、馬鹿馬鹿しい作業をいつまでも続けているのが不思議です。このブログも、スマートフォンからアクセスすると、PC版とは異なるレイアウトで表示されますが、別に私が特別なことをしているわけではありません。コンピューターで自動化できることはどんどん自動化するのが当然ですが、その逆を行くのはローカリゼーション業界ぐらいなものでしょう。モバイルに限らず、全角文字と半角文字の間にスペースを入れるだのという「スタイル」の指示に振り回されるのも相変わらずですし。