「原文に忠実に訳せ」という指示

そのうち何か書こうと思っているうちに、1年以上放置していました。いろいろ思うことはあるのですが、大体は過去に書いたことなんですよね。最近も、ある案件のフィードバックに書かれていた推奨訳が「柔軟性を提供します」式の逐語訳でした。こちらはあれこれ考えてそれらしい日本語にしたのに……1年前も同じことを書いていますね。
それだけならともかく、「原文に忠実に訳せ」というご指導があったのでびっくりしました。そういう訳し方をする人がいるのは知っていますが、そう訳せと明言されたのは初めてです。英語と日本語はまったく違う言語なのに、単語単位で置き換えたところで「忠実に」訳せるわけがありませんよね。日本語には定冠詞も不定冠詞も前置詞も関係代名詞もないし、日本語の助詞は英語にはありません。さすがに言っていることがナンセンスすぎるので抗議したら、翻訳会社の人は理解してくれたようですが、どうもそういうレビュアーは一人だけではないらしいのでこの先も不安です。そういう訳し方ってどこで教わったのだろう?