Microsoftの製品ファミリとカルチャ

jacquelinet.hatenablog.com

2008年7月、Micorosoftは日本語文書での外来語カタカナ表記規則を変更し、それ以来printerは「プリンタ」ではなく「プリンター」、computerは「コンピュータ」ではなく「コンピューター」と書かれることになりました。この変更の理由は、今も残っているネット記事(https://www.atmarkit.co.jp/news/200807/25/microsoft.html)によれば

 マイクロソフトはコンピュータが日常必需品となり一般化してくるにつれて、長音なしの表記に対してユーザーが違和感を感じるようになっているとし、「一般的な表記に合わせる時期」(加治佐氏)と判断。2003年ごろから具体的な検討を始めた。これまで画面表示領域やメモリ容量の制限などから、コンピュータ業界では長音記号を省略するケースが多かったが「ハードウェアやソフトウェアの制約がなくなってきた」(加治佐氏)こともルール変更の理由の1つという。 

 です。「コンピュータ」という表記に違和感を持つ一般人の感覚に合わせたということですね。

しかしこのときの変更は主に、英語の語末が-erや-orの言葉に限られていました。それ以外は特に変更のないまま12年が経過し、その結果として今も「製品ファミリ」という妙な表記が使われています。MIcrosoft用語としてのproduct familyが「製品ファミリ」なのはまだいいとして、人間のfamilyまで「ファミリ」だと違和感があります。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12413

ファミリ グループは、Windows 10 デバイスXbox Oneバイスに加えて、Microsoft Launcher を実行している Androidバイスで、家族が連絡を取り合い、お子様の安全性を保つために役立ちます。これは無料のサービスで、Microsoft アカウントによる多くのメリットの 1 つです。

Microsoftのドキュメントに登場する「カルチャ」というカタカナ語も、cultureのことだと知ったときは衝撃的でした。確かにpictureは「ピクチャ」だったから、語末が-tureの英単語をカタカナ表記するとこうなるのでしょう。でもcultureは「カルチャー」ですよね。純粋にコンピューターの中だけで使われるcultureと人間のcultureを、日本語のカタカナ語としては別々に表記しないといけないのか。

12年前と比べて、人とcomputerとのかかわりかたも変わったはずなので、それを表す言葉の表記法も見直すことが必要なのではないかと思います。