2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧
以前、あるメーリングリストでTradosに関する質問の件名に「Torados」と書かれていたのを思い出したのですが、Googleで検索してみたらこんなにありました。translationを仕事にしているのなら、「torados」はまずいです。
今レビューしている案件は、カタカナの固有名詞が頻出するのですが、よーく見ると表記が微妙に変なことがしばしばです。用語集も支給されているのでそれに従えばいいのですが、どうも目で見た訳語を手打ちするときにミスっているようです。お願いだからコピ…
「たりたり」を使用しない、とわざわざ規定している翻訳スタイルガイドをどこかで見かけたことがあります。何で禁止しているか理由は忘れましたが、そうやって制約を増やすほど訳文がぎくしゃくして意味が不明になるような気がします。私は「たりたり」を禁…
修正前 〜することもできますし、〜することもできます。 修正後 〜することも、〜することもできます。 別に間違ってはいませんが、ソフトウェアのリファレンスマニュアルで「できますし」は丁寧すぎるような気がしました。読み物風の製品紹介などで、読者…
原文 F1 and F2 keys 修正後 F1キーおよびF2キー 英語の単語をそのまま日本語の単語に置き換えればいいってものではないんですが。「村主・荒川選手」とは言わないでしょ? 「村主選手と荒川選手」か「村主・荒川の両選手」が普通だと思います。安藤選手も入…
Reviewerとしてのこれまでの経験からいって、「意訳しました」というコメントが付いているときは、かなりの確率で誤訳です。この間レビューしたのもそうでしたが、ちょっとしたオンラインゲームの説明文なので、読みやすさを意識するのはよいとしても、「意…
受託した仕事の文章をそのまま転記するわけにはいかないので、似たような文章を探してみました。 http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/winxppro/maintain/wifisoho.mspxhttp://www.microsoft.com/technet/prodtechnol/winxppro/maintain/wif…
しばらく前に、翻訳会社に出向いて作業する、いわゆるオンサイトの仕事をやりました。オンサイトの仕事は、長期ならば収入が確保できるというメリットもあるのですが、いろいろな制約を感じるので最近はよほどのことがないとやりません。 一応机と椅子とPC1…
「L10N」って、はてなのキーワードになっているんですね。localizationをこう呼ぶことは知っていましたが、自分ではこの表記は全然使わないですね。 以前勤務していた翻訳会社も一応、外資系ローカリゼーションベンダーに分類されていたようです。あるとき、…
コンピュータ関係の翻訳で、動詞のlistを「リストする」と訳してしまうのは、もしかしたら用語集に 英語 日本語 list リスト と書かれているからなんでしょうか? 翻訳の仕事では支給された用語集の訳に従うことは必須ですが、この用語集というのが単なる対…
IT企業であるクライアントから支給されるスタイルガイドでは、たいてい、カタカナ語の末尾の長音記号は削除すると指示されていますが、これにも色々な例外があって、 長音記号込みで3文字以下(または4文字以下)なら残す 拗音や促音は文字数に含めない 文字…
クライアント支給のスタイルガイド(翻訳仕様書)には確かに 数字は算用数字を使う と書いてありますが、「一度に」は国語辞典にも載っている副詞なので、「1度に」という表記はNGです。 みんな使っているから使っていいというものでもないんです。 http://w…
カタカナ語の末尾の長音記号を付けるかどうかは、国語として決まっているわけではなく、結局は好みの問題ということになっているみたいですが、私は「ユーザ」や「サーバ」という表記は専門用語を使って悦に入っている感じがしてあまり好きではありません。…
インターフェース インターフェイス インタフェース インタフェイス Googleで検索すると、多少の表記のばらつきはないものとして結果を表示してくれますが、今のところ「インターフェース」と「インタフェース」ではかなりヒット数が違いますね。つまり、キ…
私は以前システムエンジニアとして働いていましたが、会社を辞めて翻訳業界に転職するにあたって技術翻訳の学校に半年ほど通いました。その学校では主に電気・機械といった分野の翻訳の仕方を教わったのですが、ある授業で「エネルギー」という表記を「エネ…
あるクライアント(ソフトウェアのベンダー)のスタイルガイドに、「provideをいつも『提供』と訳すとは限らない」などという規則が書かれていました。そんな当たり前のことまで書くからスタイルガイドのページが増えるんだよ、と思いましたが、そのクライア…
他の人が訳したものをレビューするときは、実際にかかった時間×時間単価で翻訳会社から報酬をもらっています。時間は自己申告ですが、予想以上に時間がかかったときは「この人の訳は雑なので手直しに手間取りました」などとはっきり報告することにしています…
翻訳会社に勤務していたころ、ある翻訳グループに翻訳を外注していたのですが、そのリーダーからのメールに「まだ私たちは駆け出しなので云々」と書いてありました。謙遜しているのかもしれませんが、だからどうしろって? と思いました。翻訳会社がクライア…
翻訳会社には社内翻訳者として就職しましたが、実際には自分で翻訳するよりも他の人が訳したものをチェックする仕事の方が多かったです。この会社ではその作業を「エディット」と呼び、私もエディターと呼ばれていました。フリーランスになってからも、チェ…
翻訳業界に転職したのは在宅で仕事できるからでしたが、いきなりフリーランスでやっていけるはずもないので、翻訳会社に社内翻訳者として就職しました。ラッキーなことに、未経験の私を雇ってくれる会社があったのです。その会社では、マイクロソフトのスタ…