IT翻訳者の疑問

この業界に入って約20年。私の疑問は相変わらず解決しません。

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

明らかな手抜き翻訳

世の中には、見直しをろくすっぽしないで訳文を納品してくる翻訳者がいます。そんな訳文をレビューというか訳し直しているのですが、もううんざり。翻訳会社のPMに、この人には二度と発注しないほうがいいですよと進言したのですが、その会社は最近受注をた…

製品紹介資料の翻訳

製品紹介資料の訳というのはやっかいですね。まあ、翻訳というのは本来こういうもので、ソフトウェアの操作手順のようにほとんど考えなくてもできるほうが特別なんですが。で、その製品紹介資料の英日翻訳のレビューをしているのですが、翻訳者の一人は超逐…

「ツールバー」vs「ツール バー」

4月6日の日記で引用した記事の中に、ちょっと気になる記述があります。 たとえば本書によると、英語の“Dialog”は“ダイヤログ”ではなく“ダイアログ”とカタカナ表記するのが正しく、“Toolbar”や“Taskbar”はそれぞれ“ツール バー”“タスク バー”といったように半…

browseの訳はやっぱり「参照する」ですか?

昨日の日記に書いた「Language Excellence Style Guides」は「マイクロソフト ランゲージ ポータル」(https://www.microsoft.com/language/ja/jp/default.mspx)のコンテンツのようです。このサイトには「製品用語検索」もあるのですが、日本語訳を検索して…

MSスタイルはスタンダードとなり得るか

MS、ローカライズのガイドブック「Language Excellence Style Guides」を公開 ローカライズ作業だけでなくアプリケーション開発にも有用 http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/03/28/mslangstyleguide.html マイクロソフトの日本語スタイルガイドが…