「Trados Studio 2024がまもなく登場 」のページ(https://www.trados.com/jp/spotlight/get-ready-for-trados-studio-2024/)の「ユーザー体験が向上」のセクションにも、意味がよくわからない文章があったので英語版(https://www.trados.com/spotlight/get-ready-for-trados-studio-2024/)と比較してみました。
Trados Studio 2024は、効率化された最新のユーザー体験をベースに構築されており、より効率的な方法で翻訳のすべてが可能になります。
Studio 2024 will build upon our modern, streamlined user experience allowing you to translate everything more efficiently.
「効率化された最新のユーザー体験」は何のことかと思ったら、「modern, streamlined user experience」のことでした。Tradosでもmodernは「最新の」なんですね。ここにはモダナイゼーションはまだ訪れていないのでしょうか。
それでも「ユーザー体験をベースに構築されており」はまだ意味不明です。英語版では「Studio 2024 will build upon our modern, streamlined user experience」なのですが、build uponが「~をベースに構築されており」になるのでしょうか? このbuildは能動態でしかもwillが付いていますが。英和辞典でbuild onを調べると
(これまでの経験・成果など)に基礎を置く, (発展のための土台として)…を利用する, …を基に事を進める, …を基盤とする.
(コンパスローズ英和辞典)
という説明があります。ourも訳出されていませんでしたが、Trados Studioの現代的で合理化されたユーザー体験はこれまでどおりで、さらに効率的になんでも翻訳できるようになると言いたいのではないでしょうか。