長音記号

カタカナ語の長音記号(音引き)を残すかどうかが、はてな人力検索でも話題になっていました。http://www.hatena.ne.jp/1141635702
JISに「3音以上の場合には、語尾に長音符号を付けない」という規定があるので、工学系の人は「テーパ」や「ダンパ」に慣れているということですね。情報処理用語についても、JISの基本用語としては「コンピュータ」となっているようですが、私がふだん扱っているような、ソフトウェアのヘルプやマニュアルやWebサイトの記事には、コンピュータの外の世界のカタカナ語(音引きを付けることが習慣となっている)も多数出現するので、音引きありとなしが混在していてもいいのか、あるいはコンピュータの外の世界の言葉も音引きなしにするのかといったことが問題になります。以前の日記にも書いたとおり、長音符号の省略を徹底するとprivacy policyは「プライバシポリシ」になってしまいますが、これでいいのかとか。
私は、日記の文中のキーワードを自動リンクするように設定しているのですが、キーワードとして認識された言葉を眺めているとなかなか面白いです。「インターフェース」と「インターフェイス」と「インタフェース」と「インタフェイス」の定義が少しずつ違うところとか。これらは同じものを指しているので、同じものとして認識されるようにあいまい検索する仕組みがないと、せっかくのキーワードが生きてこないですね。野球のbatterを長音記号抜きで書いてみたら、案の定、昆虫の「バッタ」にリンクされていました。
人力検索の回答には、語尾の長音記号を省く理由として「長音とハイフンが紛らわしいのでこれを避けるため」という説が書かれていました。「ユーザ一覧」も紛らわしいと思います。「ゆーざーらん」と読んでしまいそうです。
privacy policyもそうですが、語尾の長音記号を省くと、複合語を作ったときに妙な感じがします。User's Guideを「ユーザズガイド」と訳すと、声に出して読むときに発音しづらくないですか? 「ユーザガイド」にするという方法も考えられますけれど。ついでに、http://www.oracle-users.jp/というWebサイトも見つけたのですが、同じページ、それもページトップの非常に目に付くところで「ユーザーズガイド」と「ユーザズガイド」が混在しているので、職業柄気になって仕方ありません。