「は〜します」

翻訳支援ツールを使う仕事で支給されたメモリ(TM)の訳が今ひとつ、というのは良くあることですが、今回の仕事でも残念ながらそうでした。このソースクライアントのスタイルガイドは割と頻繁に更新されており、書かれていることも細かいので、クライアント側は品質にうるさいはずなのですが、TMを見ると何だこれはと言いたくなります。
特に目立つのが、説明対象のソフトウェア製品の名前がいちいち訳出されていることです。「<製品名>では、一度に最高32個のファイルをマージできます」といった、特徴を述べている文章では問題ないのですが、

1. 「インポート」ボタンをクリックします。
2. ファイル名などのオプションを設定して「OK」をクリックします。
3. <製品名>は、指定されたファイルをデータベースに読み込みます。インポートが完了すると、レコード数を表示します。
4. 「完了」をクリックするとダイアログが閉じます。

のような操作手順(実際の文章そのままではありませんが)でも律儀に訳出しているのはいかがなものでしょうか。「ユーザーが行う操作は能動態で、コンピュータが行う動作は受動態で」という指示がスタイルガイドにも書かれているんですけど。
そうかと思えば、訳出すべき言葉が省略されていたりして、訳文だけ読むとなんだかよくわからない箇所が多いのですが、前のバージョンのユーザーはこれでソフトウェアを操作できているのでしょうか。もっとも、一般人向けソフトウェアのGUIのマニュアルなど、インストールのとき以外はほとんど読まないですよね。トラブったときも、最近はGoogleで検索すれば何かしらヒントが見つかるし。