私は一応アメリアの会員なので毎月会報を受け取っています。メディカルの定例トライアルの訳例と講評はほとんど読んでいませんでしたが、2021年6月号に同封されていた2021年3月号の課題はvaccine hesitancyという、専門外の私にも身近なテーマのものだったので訳例と講評を読んでみました。しかし、なんだか引っかかるところがいくつもありましたので書き出してみます。
- How X is associated with Yの訳は「XがどのようにYに関連するか」でよいのか?
- 「要約すると」から始まる要約が非常にわかりにくい。
- カンマに続くwhereが条件節を表すことがあるのか?
- Vaccine hesitancyが「ワクチン忌避」と訳されているときに、nonmedical exemptionのexemptionも「忌避」でよいのか? 「免除」ではなくて?
- X corresponds with Yの訳は「XはYと一致する」でよいか?
- In terms ofの訳は「~の点で」しかないのか? 言葉の定義を説明しているのでは?
- 最後の段落の「ワクチン接種傾向における関連性」は何との関連性?
メディカルの知識と業界での作法を私が知らないからわかりにくいのかもしれませんが、こういう訳し方でほんとうに大丈夫なのかとちょっと心配になりました。