最近、TwitterのView Countが表示されるようになったことが話題になりましたが、これがネットニュースでどう報じられているかを見てみました。
「見られた回数」、「閲覧数」、「表示回数」といろいろありますね。「ビューカウント」というカタカナ表記を併記しているところもあります。では、日本語での正式な機能名はどれなのでしょうか。
Twitterの公式ヘルプには、英文での説明はあるのですが日本語版は見当たりません。
実際にtwitter.comでこのカウントが表示される部分を見てみると、英語ページではたとえば「55.2M Views」と表示されるところが日本語版では「5,527.7万 件の表示」などとなっているので、ここでは「Views」=「表示」なのでしょう。
なぜviewという人間の動作が日本語では「表示」という、コンピューター(ソフトウェア)の動作として表現されるのでしょうか。私が https://twitter.com/elonmusk/status/1605957811162054656 にアクセスしたとき、私はこのツイートを「表示」したのでしょうか? Twitterというソフトウェアの設計者の観点からは、誰かのパソコンやスマートフォンの画面に表示されたらview countに1を足すということなので、表示=viewなのでしょうが。
日本語ではなぜか、見る・聞く・話す・読むといった基本的な動作を一言で表現する漢語がないんですよね。このView countのケースだと「閲覧」が一番妥当かなと思いますが、ちょっと硬いし。